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05家の仕様と技術  
 
地下室  

地下室とは、天井が地盤面から高さ1メートル以下にあり、部屋の高さが3分の1以上地盤に埋まっている地階のことをいいます。建築基準法上の居室とするには、ドライエリアと称する空堀を設ける必要があります。

1994年の建築基準法の改正により、地下室を「その建築物の床面積の合計の3分の1以下に限り、容積率に算入しない」との規制緩和措置がとられてからは、土地価格の高い都市部では急速に地下室が普及しました。

なお、緩和措置の対象は、住宅(共同住宅も含む)だけであり、店舗や事務所併用住宅においては、店舗、事務所等の用途部分は対象外となります。

ドライエリア(から堀)とは、地下室の外側に掘り下げて作られたスペースのことです。地下室の採光や通風、防湿のために設けられます。

◆コスト

予算を掛ければ、快適な室内環境境を持つ地下室を作ることは可能です。

目安として坪100万円前後といわれていますが、敷地の形状や地盤の状況、地下室の仕上げなどによって、コストは大きく変わりますので、まずは依頼先に現場の調査や見積りを依頼しましょう。

◆形状

<独立型>
上家の基礎を兼ねずに、床、壁、屋根があり、地下室の屋根の上に一階の床を施工します。

<基礎一体型>
上家のベタ基礎を深くして、1階の床を地下の天井にするなど基礎を利用して地下室を造ります。

<半地下型>
傾斜地などを利用し地下室の一面が露出したり、埋込みを浅くして地下室の天井高さの3分の1まで地上に出したものをいいます。
半地下にすると、容積率緩和を恩恵を受けながら、地上部分に窓を設けるなどして、地上階に近い空間を作ることが可能です。
また、土を掘る深さが浅い上に、天井を木造で作れるなど、より安いコストで作ることができます。
一方、高さ規制や土地の条件によっては、建物全体に設計上の制約を加える可能性もありますので、全体のバランスを考えた検討が必要です。

◆工法

鉄筋コンクリート(RC)造が一般的ですが、鉄骨造やPC(プレキャスト・コンクリート)などの工場生産品を用いる工法もあります。
ユニットを使用する場合は、金額が安く、また工期が短いという利点がありますが、階段の位置や部屋の形が限られるなど、自由度に制限が生じます。

◆地下室の注意点

【防水、湿気対策】
地下室を快適に利用するためには、地面と接する壁からの漏水、結露、換気不足による湿気を防ぐことが大切となります。水はけの悪い地盤では、2重壁や2重床を設けるなどの工夫や断熱性を高め結露を防いだり、換気設備と除湿設備により湿気を除去しましょう。
防水工事は、施工方法や防水材などの材料が数多くあり、その費用と効果も異なりますので施工会社より十分に説明をうけ検討しましょう。

【二方向非難の確保】
通常の階段からの出入り口のほかに、ドライエリアやトップライトにタラップなどを取り付け、万一の事故に備えて非常口を設けましょう。

【大雨の浸水に注意】
道路との高低差に配慮し、雨水が地下室に浸水しないよう、設計に注意が必要です。



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