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06家が建つまでの流れ  
 
建築家で建てる場合
見積り調整
 

工務店に依頼した見積書が集まったら、まず建築家が見積もり内容に間違いがないかをチェックします。

学問的に建築を勉強したことのない工務店の場合は、建築家の図面を読むことが難しい場合がありますが、建築家が見積書をチェックすることで、本当に図面を読んで見積もったものかどうか、つまりその工務店が図面を理解できるかどうかが分かります。

図面を理解してなければ、図面どおりの施工を行うことでできませんので、その工務店は候補から外れることになります。

さらに、建築家が見積書をチェックし、間違いがなければ、見積り調整に入ります。

この時点で工務店から提示される総額は、建て主が建築家に伝えた予算を1割前後オーバーしているケースが多いようです。設計途中でどうしても「あれも入れたい、これも入れたい」という要望が出てくるものですし、建築家も「もしこれで予算に収まっていればラッキー」ということで、予算オーバーを承知で見積りを依頼しています。

しかし、総額が予算の倍近くになっている場合は、その建築家の力量を疑う必要があります。おそらく経験が浅いためにコストの見切りができず、そうなると見積り調整ではなく、図面を一から書き直さなくてはならなくなる可能性もあります。その場合は、その建築家をキャンセルすることも視野に入れる必要があります。

また、新しい工法や特殊な工事が含まれる場合も、工務店が見積りの精度に自信がないため、余裕を持った金額を提示し、予算をはるかに超えていることがあります。この場合は、建築家が工事の内容を工務店にさらに説明することによって、見積りの精度が上がり、予算に近づく可能性があります。

見積り調整は、予算の隔たりが小さい場合には、同じような素材でもっと価格の安いものを使えないか、工事を効率化して運搬費や工賃を圧縮できないかなど、なるべく目に見える仕様やグレードを変えない範囲で価格を下げることを、建築家がそれぞれの工務店と検討します。

一方、予算の隔たりが大きい場合は、建て主と相談しながら仕様を落としていきます。例えば、塗り壁をクロスにできないか、床暖房の面積を減らせないか、作り付け収納をひとつ減らせないかなど・・・

このとき、もし予備費を持っているのであれば、仕様を落とさずに予算を増やすという選択肢もありますので、バランスよく検討してください。

これらの検討を元に、工務店に再見積りを依頼し、納得できる範囲の見積りが出そろったら、候補に残っている工務店の最終選考を行います。

この時点でもそれぞれの工務店で見積額には違いがあると思いますが、価格が最も安いというだけで工務店を決めることは避けるべきです。

会社の信頼度や相性などを総合的に判断することが大切です。(工務店の選び方)

見積り調整期間は、おおよそ2ヶ月程度が目安です。



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