現在位置: 住まいの知識 > リフォームをしよう


12リフォームをしよう!  
 
スペックアップリフォーム  

●住宅にも性能があります


住宅の性能とはどのようなものでしょう。
『性能』を考えるにあたって、住宅を自動車などに置き換えて考えてみると、自動車を購入する場合は、カタログに馬力や燃費、安全性など、それぞれの製品の能力を比較検討するための『性能』が書かれており、消費者はこの『性能』を比較して製品を選びます。
これと同様に住宅の場合の性能とは、地震や火災から居住者を守る安全性や、暑さや寒さから住宅内の環境を守る快適性、高齢者等の生活のしやすさに配慮したバリアフリー性能などがあります。また、最近話題の防犯対策なども住宅の性能として挙げられます。
このように、住宅の性能には実に様々な項目があり、自動車の性能のように数値化して評価できるものとそうでないものがあります。






現在、住んでいる住宅では、例えば、家族の誰かが高齢化により階段の上り下りが困難になったり、新築の住宅に比べ夏期・冬期のエアコン使用料が家計を逼迫していたり、あるいは大地震への備えに不安を感じたり・・・・・といった住宅の基本的な性能に問題が生じていることがあります。
こうした問題の解決策として、すべての不安を解消できる性能をもった住宅に建替えてしまえば、問題点は一挙に解決できますが、新築(建替え)では工事が大規模で、費用もかなり高額になりますので、新築後あまり期間の経っていない住宅などではもったいない場合もあります。
性能向上のためのリフォームであれば、まだ活用できる住宅の構造体やその他の部分を活かしたまま、居住者の向上させたい性能だけを居住者のニーズにあわせて向上させることが可能となります。
さらに、リフォームであるということから、新築(建替え)と比較して、予算の総額が少額になること、工期・工事規模も小さく、居住しながら工事を行えることなどの多くの利点がうまれます。
また、耐震性の向上やバリアフリー化など、社会的な価値観からみて、より良好な住宅としていくための性能向上のリフォームには、行政などで助成制度や低利融資などを利用できるというメリットがある場合もあります。
さらに、リフォームにより性能を向上させることによって、住宅の資産価値が向上し、売買する際にも有利になる場合も期待されます。



●求める性能を確認することが重要です


これまで住宅の場合でも、「地震に強い家」「省エネの家」など、その住宅の特徴が書かれていることがありましたが、これらの性能は、ハウスメーカーや販売会社によって「強さ」や「省エネ」の定義が異なっていることが多く、比較が困難でした。
このため、国土交通省では質の良い住宅を安心して取得できるよう住宅品確法(正しくは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」)を平成12年に制定し、その中に「住宅性能表示制度」を設け、性能を表示するについて共通のルールを定めました。また、平成14年には既存住宅(いわゆる中古住宅)についての性能の表示のルールが定められ、既に建っている住宅についても性能を測る「ものさし」が整備されました。
性能向上リフォームでは、きちんと現状の性能を客観的に把握したうえで、求めるべき性能を設定することが重要になります。


住宅性能表示制度 既存住宅の場合




●設計のポイント


性能向上リフォームを進めるにあたっては、以下のポイントに注意していくことが重要です。

1.現状の性能を確認する
設計に入る前に、住まいの各部について、現状でそれぞれどの位の性能なのかを把握することが重要です。

2.リフォーム後の性能の目標・ニーズを決める
現状の性能や家族のニーズを踏まえつつ、リフォームによってどの位まで性能を向上させていくかの目標設定をしていくことが有効です。

3.目標・ニーズに沿ったリフォーム計画をたてる
設定した目標を効率的に実現していくためのリフォームの計画・設計を進めていくことが重要です。



  戻る▲